がんのコラム

2019年8月5日

経営者に知ってほしいがんの知識/第30回 がん登録

がん 健康管理

わが国のがん対策で遅れている点の1つに「がん登録」があります。これは、がん患者の診断情報、治療方法とその結果などを、個人情報を保護しながら登録し、分析の上、治療に活かす仕組みで、過去の患者さんからの「プレゼント」と言えるものです。過去のデータが十分にあれば、自分が、がんになっても、どの治療法が適切なのか、自宅近くの病院ではどこがもっとも治癒率が高いのかといった情報が得られるからです。

日本でもようやく、この制度が始まり、今、すべての病院と指定された診療所のがん患者のデータはすべて国が管理しています。医療機関が行う院内がん登録の情報から都道府県が地域がん登録を行い、最終的には国(国立がん研究センター)にすべての情報が集約されます(全国がん登録)。

私が罹患した膀胱がんについても、ステージ、病理所見、治療法などは東大病院から東京都を経由して、国に届けられているはずです。

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