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経営者に知ってほしいがんの知識/第42回 放射線治療

がんのコラム 2020年8月13日

新型コロナウイルスはひとまず収束に向かっていますが油断は禁物です。

コロナ禍はがん治療にも影響を与えています。特に、手術が延期になるケースが目立っています。しかし、手術のライバルである放射線治療の件数はむしろ増加傾向になります。もっとも、放射線治療のメリットはあまり理解されていません。

胃がんに代表される「感染型」のがんが減り、乳がんや前立腺がんといった「欧米型」のがんが急増しています。これらのがんでは、手術向きの胃がんと違って、放射線治療も大きな役割を果たします。

かつて、乳がんの治療では、乳房とその下の胸筋、さらに腋(わき)の下のリンパ節をごっそり切除する乳房全摘手術が主流でした。しかし今は、がん病巣だけを取り除いて、乳房全体に放射線を照射して再発を防ぐ「乳房温存療法」が主流となっています。

前立腺がんでも、前立腺全摘手術と放射線治療で同程度の効果があることが分かってきており、欧米では放射線治療が手術以上に行われています。子宮頸がんでも、欧米では8割方の患者が放射線治療を受けるのに対して、日本では8割以上が手術を受けています。

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