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生意気な社員になれ!/朝礼スピーチ

経営者としての見識を深めたい 2016年3月25日

生意気な社員になれ!

うちの取引先のA社は競争の厳しい業界にあって、ここ10年来連続で増収増益というすばらしい業績を達成しており、私が経営の手本としている会社のひとつです。

実は、先日、A社の社長とゆっくり話をする機会があったので、「A社の成長の秘訣を、あえてひとつだけ挙げるとするとなんですか」という質問をしてみました。すると、社長は迷うことなく、こう答えてくれました。「人に尽きる」と。

そこで、人に関する話をいろいろと聞いたのですが、特に印象的だったのは「強い会社には『生意気な社員』が多い」ということでした。興味深い話なので、今日は皆さんにこの話をしたいと思います。

社会人としての成長には三つの段階があります。最初は上司の指示に従って一生懸命仕事をこなす段階。これは社会人に求められる最初の一歩ですから、「普通の社員」の段階です。

「普通の社員」が努力して仕事を続けていると、やがて「できる社員」に成長します。「できる社員」とは、ただ上司の指示に従うのではなく、そこに工夫を加えたり、自分の考えを上司に提案したりと、自主的に仕事ができるような段階です。

その「できる社員」がさらに成長して、ワンランク上なのが「生意気な社員」です。「生意気な社員」を説明するのは難しいのですが、一言でいえば、「上司からみて『鋭いところ』を突く社員」ということです。

仕事には、必ず「ここはしっかり押さえなければ」という大切なポイントがあります。それは納期のように常に大切なものもありますが、むしろ状況や会社方針などによって変化するものがほとんどです。例えば、同じ納品という仕事でも、通常の取引先と、前回、不良品を納品してしまった取引先には、「納品前チェックを念入りにする」など慎重になりますよね。これは簡単な例ですが、実際には、もっと多くの要素を踏まえた複雑な判断が求められます。

こうした判断が求められる業務は難しい場合が多いので、普通は上司の役割となります。ですが、部下の中には、上司と同じ目線を持って判断できる人がいます。これが「生意気な社員」です。上司にとってそんな社員は頼もしく、かつ「自分もしっかりしなければ」と向上心を刺激してくれる存在です。加えて「自分の立場を脅かす、ちょっと生意気なやつだな」という思いも少しある、そんな存在です。

「生意気な社員」になるためには、経験や知識も必要ですが、一番大切なのは「考える」ことです。仕事の意味、指示の意味、会社方針の意味。ただ仕事をするのではなく、そうした意味を考える習慣をつけることです。それを継続していると、次第に上司や会社の考え方が分かるようになって、上司と同じ目線が身についてくるものです。決して、上司の指示を受け入れるだけの「イエスマン」になってはいけません。

皆さんはぜひ「生意気な社員」になっていただいて、上司をハラハラさせる存在になってください。

以上

※上記内容は、本文中に特別なことわりがない限り、2016年2月29日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

執筆者 日本情報マート

中小企業の頼れる情報源として、経営者の意思決定をサポートするコンテンツを配信。 「開業収支」「業界動向」「朝礼スピーチ」など2000本を超えるコンテンツを有するほか、年間200件以上の市場調査も行っている。現在、50を超える金融機関に情報提供を行っている。

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