まず自分を知り他人を知れ! それが成長の源となる/朝礼スピーチ
経営者としての見識を深めたい 2016年3月9日
まず自分を知り他人を知れ! それが成長の源となる
皆さんは、今の自分と1年前の自分の状況とを比較して、自分自身の成長を感じることができますか?
新入社員のときのことを思い起こしてみてください。新入社員のときは、仕事の進め方など不慣れなことや、わからないことが多い一方で、新しいものをどんどんと吸収していかなければならない状況が続きます。この時期は、周囲の人に成長を指摘される機会も多く、また、自分でも「早く一人前にならなければ」という強い成長の意欲を持つ時期でもあります。
しかし、伸びしろが大きい新入社員のときとは異なり、年次が上がるにつれて、自分の成長を周囲の人に指摘される機会が減り、自分自身も成長に対する強い意欲を持つ気持ちが薄れてはいませんか? たとえ、部下や後輩を指導する立場となっても、新入社員のときのように昨日より今日、先月より今月、去年より今年と、日々成長することを目指さなくては成長は止まってしまいます。
とはいえ、成長は、ある日突然訪れるわけではありません。成長するためには、成長した姿をイメージし、それに対して今の自分に何が足りないのか、いうならばウイークポイントを考える必要があります。そして、ウイークポイントを克服するには、それを分析し、原因を見極めることが必要です。野球を例に、「苦手なアウトコースの球を打つ」ことを克服する場合で考えてみましょう。
アウトコースの球を打つには、「どのタイミングで踏み込んでいるのか」といったポイントを、アウトコースの球を打つのが得意な人のバッティングを研究するところから始めるのもよいでしょう。
あるいは、