経営者としての見識を深めたい

2016年9月5日

守屋淳の、渋沢栄一から経営者への手紙/ 渋沢栄一の生涯(4)

リーダーシップ 渋沢栄一

bp100030

ある国民への苦情

筆者は、企業での研修に15社以上で携わっています。そのなかで、こんな質問をすることがあります。

次の文章は、わざと××人のところを私が隠した文章ですが、これは一体どこの国の商売人に対する苦情なのでしょう。

「どうも××人は、他人に対しての約束をはなはだ守らない。いわゆる信用が堅固ではない。たとえば景気がよくて売れそうだと思うと注文品を早く引き取るが、これに反して売れそうもないと注文品をなかなか引き取らない。
日常の取引であるから、いちいち契約書を作るわけにもいかない。あらかじめ手紙のうえ、あるいは電報の引合いによって送ってやる。品物を自分に都合がよいと引き取るが、都合の悪いときはぐずぐず言って引き取らない。これはほとんど××人の習慣といってよい。私ばかりではない、どこの商人もみな困っている。そもそも××人は信用というものを重んじていない。これを直してくれないと、今までの取引をさらに発展させるということは難しいように思う」

みなさんは、どう思われたでしょうか。

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