経営者としての見識を深めたい

2017年10月10日

目的と目標の違いを明確にする/小宮一慶の「経営者の条件」(5)

リーダーシップ 経営者

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「目的」と「目標」の違いを明確にする

好業績を継続する企業では「ビジョン」や「理念」が確立し、それが徹底されています。ビジョンとは企業の存在意義です。「ミッション」と呼ばれることもあります。理念は行動規範です。それらが単なるお題目ではなく、働く人に浸透しているのが強い会社です。そのためには、経営者が先頭に立って、ビジョンや理念の体現者とならなければなりませんが、その大前提として「目的」と「目標」の違いを十分に認識している必要があります。

粉飾や偽装など不正を働く企業があとを絶ちませんが、それは、この目的と目標の違いが分かっていない経営者が多いからです。さらには、不正とまではいかなくとも、働く人が活き活きと働いていなかったり、本来もっとパフォーマンスが出るような会社がそうでない場合にも、この目的と目標の混在が起こっていたり、本来の目的が忘れられているような場合も少なくないのです。

目的と目標は、次のように区別することができます。

目的:最終的に行きつくところ、存在意義
目標:目的に至るまでの通過点、具体的な評価、目的達成のための手段

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