経営者としての見識を深めたい

2017年7月3日

守屋淳の、渋沢栄一から経営者への手紙/ 渋沢栄一の生涯(14)

リーダーシップ 渋沢栄一

shibusawa

憎んでも余りある相手のはずなのに……

現代において、粉飾決算によって大企業が傾いたり、実際に潰れてしまうという事例が跡を絶ちません。そして、これは渋沢栄一の活躍した時代も同じでした。

当時、大日本製糖(現在の大日本明治製糖)という、渋沢栄一も深くかかわった大企業がありました。ところが、大規模な粉飾による乱脈経営が発覚し、社長だった酒匂(さこう)常明がピストル自殺するという衝撃的な事件が起こります。

しかし、このまま大日本製糖が倒産にでもなれば、その頃まだ脆弱だった日本の実業界は大打撃を受けかねません。そこで栄一は、後任の社長を探すのですが、彼が白羽の矢を立てたのが藤山雷太(らいた)という人物でした。

実は彼、渋沢栄一にとっては因縁のある人物だったのです。

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