経営者としての見識を深めたい

2017年11月20日

ビジネスリーダーの本の読み方/小宮一慶の「経営者の条件」(7)

リーダーシップ 経営者

bp100053

本を読み人生のバックボーンを築く

今回は、ビジネスリーダーの本の読み方についてお話ししたいと思います。

私は、経営者が読むべき本は「考え方の本」と「世の中の動きが分かる本」だと考えています。経営には「正しい考え方」と企業の正しい方向づけ(戦略立案)を行うための環境を読む目が何よりも必要だからです。

まずは「正しい考え方」です。「考え方の本」を読むのであれば、長い間、多くの人から支持されている本を読むべきです。普遍的な価値観を与える本が最高です。私は、当社のセミナーに来られる経営者たちに『論語』や『老子』、仏教書などをおすすめしています。もちろん、少しずつ読み進めても問題ありません。最初は、それを解説した本でもいいでしょう。私のおすすめは安岡正篤先生が書かれた『論語の活学』(プレジデント社)です。私もその本から『論語』を勉強しました。『論語』や『老子』などの中国の古典からは2500年という長い時間の中で多くの人が「良い」と認めた知恵や「正しい考え方」を学ぶことができます。

経営に関する本としては、名経営者として評価が定まっている松下幸之助さんの『実践経営哲学』(PHP研究所)や稲盛和夫さんの『生き方 人間として一番大切なこと』(サンマーク出版)も、経営者や経営者を目指す人なら読んでおくべき本です。正しい経営とは何か、正しい生き方とは何かということを経営の視点を通して教えてくれます。 さらにおすすめとしては、ジム・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(日経BP社)、ピーター・F・ドラッカーの『マネジメント[エッセンシャル版]  基本と原則』(ダイヤモンド社)があります。どちらも初版発行から15年以上が過ぎていますが、それでも古くならない経営の本質を知ることができます。

経営に関する本も次々と新しいものが出版されています。もちろん、新しい本にも勉強になることはたくさんありますが、まずはロングセラーとなっているこれらの本を読むことで原理原則を身につけることをおすすめします。それらの本には成功する生き方や経営の本質が詰まっているのです。

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