経営者としての見識を深めたい

2018年3月12日

不祥事を起こさず永続する企業をつくるには/小宮一慶の「経営者の条件」(10)

リーダーシップ 経営者

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なぜ、不祥事が相次ぐのか?

神戸製鋼所や日産、スバルなど、日本を代表する大企業の不正が続出しています。「メードインジャパンは高品質」というこれまで築いてきた信用を落としかねませんし、また、まじめに仕事をしている大多数の会社や働く人にとって非常に迷惑な話です。

その理由がマスコミなどではいろいろと取りざたされています。多くは「グローバル競争が激化したこと」を大きな要因に挙げています。競争激化の中で企業はコスト削減に迫られ、正社員を非正規の雇用者に代える、十分な時間を品質管理に充てられないなどの結果、不正が起こっているというのです。もちろん、その要因も否定できません。厳しい競争の中で、コスト削減を図ろうとするのは当然です。私はその要因を否定しませんが、果たしてそれだけでしょうか。

というのは、「グローバル競争の激化」は日本企業にだけ起こっていることではないからです。それなら、日本や他国の多くのグローバル企業でも同じことが頻発しているはずですが、そんなことはないでしょう。競争環境だけに要因を求めるのは不十分ですし、この問題はグローバル企業にだけ起こる問題ではなく、国内だけで事業を行う企業にも起こり得る問題です。経営コンサルタントを長くやっている経験上もちろん、中堅・中小企業も対象外という話ではないと私は考えています。

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