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2016年3月14日

“一味”違ったコーヒーの楽しみ方

グルメ 趣味・娯楽

coffee

日本人に愛されているコーヒー

コンビニコーヒーやブルーボトルコーヒーなどに代表されるサードウェーブコーヒーなどの登場で、コーヒーの楽しみ方が広がってきています。全日本コーヒー協会の調べによると、日本人は平均すると、1週間のうちに1人当たり10杯以上のコーヒーを飲んでいます。  

多くの日本人が飲んでいるコーヒーですが、語源やコーヒー豆の産地、種類といったコーヒーについての知識のある人はあまりいないようです。こうしたコーヒーの基礎知識や文化の“香り”に触れると、普段何気なく飲んでいるコーヒーの一味違った楽しみ方が発見できるかもしれません。

コーヒーの基礎知識を学んでみよう!

1)コーヒーの“プロフィール”

「コーヒー」の語源は諸説伝えられています。例えば、アラビア語の「カフワ」に由来するという説、コーヒーの発祥とされるエチオピアのコーヒー産地「カファ」に由来するという説などです。アラビア語の「カフワ」とは、もともとはワインを意味していたとされ、ワインと同じように飲むと活気が出ることから「カフワ」が使われるようになったといわれています。コーヒーとワインはどちらも香りが豊かで種類も豊富、そして、一度その魅力に心を奪われると、とことん探求したくなる奥深さがあるなど、実は共通点が多いのかもしれません。

コーヒーは、主に中南米やアフリカなどで生産されています。赤道をはさみ北緯25度・南緯25度の間の地域はコーヒーの栽培に適した気候で、多くのコーヒーが生産されていることから、「コーヒーベルト」(コーヒーゾーン)と呼ばれています。コーヒーベルトには、エチオピア、ブラジル、ジャマイカといった国々が位置しています。

コーヒーの木のうち、「アラビカ種」「ロブスタ(カネフォラ)種」「リベリカ種」はコーヒー3大種といわれており、最も多く流通しているのはアラビカ種のコーヒーです。種をまいて3年目くらいからコーヒーの木には白い花が咲き、その約8カ月後、真っ赤に熟した「コーヒーチェリー」と呼ばれる実がなります。

なお、日本語の「珈琲」という漢字については、幕末当時、宇田川榕菴(うだがわようあん)という蘭学者が、真っ赤なコーヒーの実の様子から女性の「かんざし」を連想し、髪飾りの玉を表す「珈」と、そのひもを表す「琲」を当てて考案したといわれています。 こうした古くから伝わるコーヒーの名前の由来や、はるかかなたの産地に思いを巡らせると、コーヒーの味わいに一層広がりを感じることができるでしょう。

2)コーヒー豆の種類とそれぞれの味わい

コーヒー豆にはさまざまな種類があり、それぞれ「コロンビア」「ブラジル」などの生産国の名前や、「モカ」「ブルーマウンテン」などのコーヒー豆を輸出する港や山脈の名前などが付けられています。コーヒー豆にはそれぞれ等級があり、例えば日本人にもファンが多いブルーマウンテンの場合は、標高や豆の大きさで等級が分かれています。

コーヒー豆は種類によって酸味や苦みなど独特の味わいがあり、1種類のコーヒー豆を味わう飲み方を「ストレート」、複数のコーヒー豆を混ぜてその調和を味わう飲み方を「ブレンド」といいます。コーヒーを飲みなれないうちは、コーヒー豆の種類による味わいの違いを感じにくいかもしれませんが、多くの種類を味わっていくうちに、それぞれの風味を楽しむことができるようになります。  

味わいの違いが感じられるようになってきたら、その日の気分やコーヒーを楽しむシーンなどに合わせて、コーヒー豆の種類を選んでみるのも面白いでしょう。

コーヒーの“味わい”を楽しもう!

1)世界各国のコーヒーの飲み方

世界各国にはさまざまなコーヒーの飲み方があり、日本の喫茶店でもそれぞれの飲み方を味わうことができます。いろいろな飲み方を楽しみ、コーヒーを通して世界中への旅気分を感じてみるのもよいでしょう。

2)コーヒーの淹れ方

コーヒーには、「ドリップ式」「サイフォン式」などの淹れ方があります。コーヒーを淹れるときの音や香りに魅せられてやまない愛好家も多くいます。  

また、愛好家の中には、専用の道具にこだわる人もいます。アンティークな道具、色や形に特徴のある道具などのほか、備前焼・有田焼のドリッパーなどもあります。初心者はコーヒーを淹れるための専用の道具をそろえるなど、“形から入る”のもよいかもしれません。以下では、コーヒーの味わいを楽しむ淹れ方を紹介します。

1.ペーパードリップ式
“コーヒー初心者”でも本格的なコーヒーを淹れることができる方法です。紙製のフィルターと、プラスチックや陶器製のドリッパーを使い、フィルターにコーヒー豆をひいた粉を入れ、上からお湯を注いで抽出します。フィルターはそのまま捨てることができるなど扱いが簡単で安価なため、最も一般的な方法です。

2.ネルドリップ式
「ネル」という布でできたフィルターにコーヒー豆をひいた粉を入れ、上からお湯を注ぐ方法です。ペーパードリップ式に比べてコーヒーの脂肪分が抽出されやすく、香りやコクが出ます。そのため、この方法が最もおいしいコーヒーの淹れ方とされていますが、ネル製フィルターの保管や扱いには手間がかかり、フィルターが目詰まりしやすく、味が安定しにくいなどの難点もあります。

3.サイフォン式
コポコポコポ……という独特の音で楽しませてくれる方法です。2段式になったサイフォンの下の段にお湯を入れ、上の段にコーヒー豆をひいた粉を入れてお湯をアルコールランプなどで熱すると、圧力の関係で沸騰したお湯が上の段に移り、火を消すと下の段に抽出されたコーヒーが戻ってくるという仕組みです。一度に数杯分作ることができ、また、その見た目もユニークです。この方法は、繊細な味が出しにくい半面、コーヒーの淹れ方の中で最も画一的で安定した味わいを出すことができるともいわれています。

4.エスプレッソ式
イタリアが本場で、欧州で広く浸透している方法です。コーヒー豆を微細にひいた粉に高圧の蒸気を通し、短時間で一気に抽出します。濃く苦みのあるのが特徴です。エスプレッソ式で淹れる濃いコーヒーは小さいカップで飲むことが多く、専用のエスプレッソカップもあります。

3)おいしいコーヒーの淹れ方のコツ

最後に、簡単に本格的なドリップコーヒーを淹れることができる、ペーパードリップ式のコツを紹介します。  

ペーパードリップ式では、お湯の温度が低いと酸味が出にくく、温度が高いほど酸味が出ます。ただし、あまり温度が高いと渋味や雑味が出てしまうので注意しましょう。通常は90度くらいの温度で抽出すると、バランスが良いといわれています。

紙製のフィルターにコーヒー豆を挽いた粉を入れ、抽出の初めに少量のお湯を注ぎ、全体に行きわたらせた状態で20秒ほど粉全体を蒸らします。これは、粉全体にお湯を吸わせて均一な抽出をするためのもので、おいしいコーヒーを淹れるのに大切な作業です。この蒸らす時間をさらに長くすると、苦みの効いたコクのあるコーヒーになります。

おいしいコーヒーの淹れ方のコツをつかみ、お気に入りの音楽や映画などのお供に、ゆっくりとコーヒーを味わう贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

以上

※上記内容は、本文中に特別なことわりがない限り、2016年3月10日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

執筆者
日本情報マート

中小企業の頼れる情報源として、経営者の意思決定をサポートするコンテンツを配信。 「開業収支」「業界動向」「朝礼スピーチ」など2000本を超えるコンテンツを有するほか、年間200件以上の市場調査も行っている。現在、50を超える金融機関に情報提供を行っている。

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