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2016年3月27日

部下にひびく叱り方。その3つの鉄則とは?

コミュニケーション 部下育成

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叱れない上司は「上司失格」と心得よ

上手な部下の叱り方が分からない、実践できないという上司は少なくありません。その理由はさまざまですが、上司に「部下に『良い上司』と思われたい」「部下に嫌われたくない」という気持ちがあるからかもしれません。今どきはパワハラを気にして叱れないという上司もいるでしょう。

しかし、上司の仕事は部下を育てることです。部下の言動を正し、しっかりと独り立ちさせるために、ときには心を鬼にして叱ることも必要です。それをしないのは、「上司失格」に他なりません。

上司が部下に与える影響は、上司の想像以上に大きいものです。今、自分の部下のことを「できない部下」と思うのであれば、それは、あなた自身が「できない上司」だからなのかもしれません。上司は部下の社会人人生に大きな責任があるという“覚悟”を持って向き合い、“部下を叱れる上司”になりましょう。

とはいえ、ただ怒鳴りつけるだけでは部下は畏縮してしまいます。成長するどころか、上司の顔色をうかがうようになってしまっては元も子もありません。そこで本稿では、部下の言動を軌道修正し、成長させるための上手な部下の叱り方の3つの鉄則と、上司だからこそやるべきことをひもときます。

鉄則その1:叱るときは簡潔に。余計な言葉は使うべからず

部下を叱るときは、短い言葉で簡潔に叱るのがポイントです。叱られているとき、部下の心理状態にはあまり余裕はありません。恐らく後悔したり今後何をすべきかという考えにとらわれていることでしょう。言い訳の言葉を探しているかもしれません。

そんなとき、長々と説明的な言葉で叱るのは、効果的ではありません。できるだけ短い言葉を心掛けたほうが部下にはより理解しやすく、かつ印象に残って心に染みることがあります。

例えば、部下の仕事の進め方を叱るとき、上司は場の空気を考えて、つい「細かいことを言うようで申し訳ないんだけれど……」「今どきこんなやり方は効率的じゃないんだけど……」「できれば気を付けてもらいたいんだけど……」という前置きをしがちですが、それが余計なときもあります。叱るシーンにもよりますが、部下の言動を正すのなら「社内のルールだから順守してくれ」「君のやり方は間違っているから直してくれ」の一言だけで十分だったりするのです。

叱られている部下も、回りくどい言い方では叱られていると認識できないこともあり得ます。「できれば、ということは、やらなくてもいいのだな」と部下が上司の意図を誤解して軌道修正をしなければ、部下本人のためになりません。あくまでも、上司が部下を叱るのは「部下自身を成長させるため」という目的を忘れないようにしましょう。

鉄則その2:謝罪よりも改善を重視せよ

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