社員を大切にしたい

2018年10月2日

HRテック時代の採用ツール最前線/「アルバイトが辞めない経営」のススメ!(3)

パート・アルバイト 採用 組織運営

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時給を上げるだけでは人は集まりません

バブル期を超える空前の人手不足時代。アルバイトなど非正規労働者を主戦力とする企業からは、「従来の求人媒体を利用しても全く人材が確保できない」という声をよく耳にします。苦肉の策として募集時給を上げる企業が続出、2018年4月の3大都市圏(首都圏・大阪圏・名古屋圏)におけるアルバイト平均時給は1021円まで上昇しています。

そんな逆風の中、新しい兆しも生まれています。テクノロジーの進化によって採用ツールが大きな革新を遂げようとしているのです。連載3回目の本稿では、HRテックといわれる最新の採用ツールを幾つかご紹介します。HRテックとは、「HR(Human Resource)× Technology」を意味する造語です。フィンテックの人事領域版というと分かりやすいかもしれません。給与計算や勤怠管理など人事管理のフィールドにおいて、こういったデジタルサービスは早くから導入されていました。

さらに新しいテクノロジーが続々と開発される中、採用、タレントマネジメント、リーダー育成、評価、定着促進などHR領域全般にまでサービスが広がっているのです。米国ではすでに企業価値が10億ドル(約1000億円)を超えるベンチャー企業が登場。日本においても多岐にわたるHRテックが出現し、特にこの2018年は拍車がかかっています。

今の時代にフィットした、あるいはこれから大きな可能性を感じさせる採用ツールを駆使することができれば、闇雲に時給を上げることなく、採用競争力を向上することができるはずです。ぜひ今後の採用活動のヒントとしていただきたいと思います。

デジタルアレルギーがボトルネック

こういった期待の採用ツールが世の中に出てきたとしても、実はボトルネックが存在します。言うまでもなく使いこなせるかどうか。デジタルに対する親和性で大きく明暗が分かれてしまうのです。

例えば顕著なのは、スーパーの店長やコンビニのフランチャイズオーナーの採用責任者は、50代や60代が少なくありません。デジタルには隔世の感がある世代からすると、ちまたでよく聞くビッグデータやAIという言葉さえも、まだまだピンときていないかもしれません。実際、パートの欠員募集等でなじみの紙媒体を選択してしまうスーパーの店長がどれだけ多いことか。「ウェブでログインができないから」という声をよく耳にします。彼らにとっては従来型のウェブ求人サイトですらハードルが高いのです。

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