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「想像」がビジネスパーソンを成長させる/朝礼スピーチ

社員を大切にしたい 2020年12月7日

ビジネスで大切なことはいろいろありますが、「想像」するということも、それらの中の一つです。大げさかもしれませんが、私は人類が多くの生物の中から圧倒的な進化を遂げた大きな理由の一つは、「想像」することができたからだと思っています。

例えば人類最大の発明である「火」です。人類の祖先は自然に発生した発火現象をもとに試行錯誤を繰り返し、それを自在に操る術を身に付けました。そうした試行錯誤をすることができたのは、ああしたらどうだろう、それが駄目ならこうしたらいいのではないかと「想像」したからなのです。

ビジネスにおける「想像」も同じです。一つのことが成功したら、「なぜ、成功したのか」ということを問いかけ、その成功要因を他の業務にも応用することができないかと考えてみることが必要です。また、他の人の取り組みを見て、そこから学び、それよりも、より良い結果が得られる方法を考えることです。これらはいずれもビジネスにおいて大切な「想像」です。

また、ビジネスにおける「想像」には、起こるかもしれない未来を推し量って、それが良いことであれば実行に移すための方法を考え、悪いことであれば事前に発生を防ぐ方法を検討するということもあります。

人は「そんなことはないだろう」という希望的観測に流されやすいものですが、良いことだけではなく、悪いことについても、逃げることなく「想像」してみることが大切です。

もちろん、ただ「想像」するだけではなく、それを実行に移さなければなりません。しかし、「想像」を繰り返し、深く広く巡らせていくことができなければ、適切な、より良い行動に結びつけることはできません。そうした意味で、「想像」する能力を高めることは、ビジネスパーソンとして成長するためには、大切な要因となるのです。

「想像」する能力を高めるためには、いろいろな視点から、とにかく考えることが大切です。例えば、営業担当者であれば、お客様、取引先、競合他社など、各関係者の立場から、「自分がお客様の立場だったら何を期待するか」「取引先の立場であれば、どのような会社と、より良好な関係を築こうと思うか」「我が社の提案に対して、競合他社の立場だったら、どのような対策を打つか」などといったことについてそれぞれの視点から、良いシナリオ、悪いシナリオを含めて、繰り返し考えてみるのです。

このように「想像」を繰り返し、その能力を鍛えることで、多くの人から認められるビジネスパーソンへと成長することができるはずです。

以上

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