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悪い報告をもってこい/朝礼スピーチ

リスクにそなえたい 2016年3月12日

悪い報告をもってこい/朝礼スピーチ

社会人の基本といわれる報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」の大切さを知らない人はいないでしょう。しかし、報告は良い報告だけでなく、悪い報告もあります。特に悪い報告は言いにくいものです。今日は、このような「言いにくいこと」をしっかり伝えられることの大切さ、そのための上司の対応について話します。

「バッドニュースファースト」という言葉があります。これは良い報告よりも悪い報告を第一に伝えることを意味しています。しかし、人は誰でも自分にとって「不利な話」「都合の悪い話」「過ち」などを報告することに消極的です。しかしこのことは会社(組織)にとってのみならず、皆さんにとっても非常に大きなマイナスとなります。

良い報告は遅れても会社(組織)に損害を与えることはまれです。しかし悪い報告はそうではありません。早めに報告しておけば会社(組織)として対処が可能であったものが、報告されなかったことで対応が後手に回り、社会的に大きな問題となってしまうことがあります。火事でいえばボヤですむところが、消防署への通報が遅れたため、大火事になってしまうようなものです。

このように問題が大きくなってしまった場合、それを招いた社員の処分も厳しいものにならざるを得ません。

誰しも、「自分の評価が下がったらどうしよう」「ひどくしかられたら嫌だ」などと考えます。そのため、悪い報告を過小に報告したり、責任をほかのことになすりつけたり、場合によっては隠してしまうこともあります。

いくら上司が「悪い報告はすぐに知らせろ」と何度も口を酸っぱくして部下に命令したところで、部下は言い出せないものです。

なぜなら、悪い報告を受けた上司は「なぜ、こんなことになった」「君は何をしていた」「誰の責任だ」などと怒りの感情が先行し、部下を問い詰めることが多いからです。 まず、この姿勢がいけません。上司は悪い報告を受け入れるのが仕事であると考えてください。そして、悪い報告に冷静に対応できるようにならなければなりません。

悪い報告を受けた上司は、報告してくれた部下に対して「よく言ってくれた」などとねぎらいます。そして、問題解決に向けて共に立ち向かいます。

皆さんにお願いがあります。今日から、悪い報告は程度を問わず、すぐに上司に伝えてください。口頭でも、メールでもかまいません。報告すれば、その事案は上司の責任です。

もう一つ皆さんにお願いがあります。明らかな失敗は悪い報告として上司に伝えられますが、そうでない場合も上司に報告してほしいのです。販売先を訪問したら普段と雰囲気が違っていたとか、仕入先がこれまでと違う手順をお願いしてきたとか、皆さんが少しでも不安を感じたら、悪い報告として上司に伝えてください。

悪い報告が会社(組織)を救うのです。上司は「今日も悪い報告をもってこい」という気概(きがい)でいてください。

以上

※上記内容は、本文中に特別なことわりがない限り、2016年3月14日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

執筆者
日本情報マート

中小企業の頼れる情報源として、経営者の意思決定をサポートするコンテンツを配信。 「開業収支」「業界動向」「朝礼スピーチ」など2000本を超えるコンテンツを有するほか、年間200件以上の市場調査も行っている。現在、50を超える金融機関に情報提供を行っている。

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