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指示待ち会社にご用心。クライアントは提案を待っている!/朝礼スピーチ

競争力のある会社にしたい 2020年9月23日

ビジネスで「指示待ち族」は歓迎されません。しかし、客観的に自分自身や会社のことを顧みると、意図せず、指示待ち族になってしまっていることがあります。先日、そのことに気付く良い機会がありました。

私は、同業の社長仲間であるAさん、Bさんと、ある会合に出席しました。その会合では私は新参者なので、Aさん、Bさんの後ろについて主催者や参加者を紹介してもらっていたのです。そのとき、AさんとBさんの周りで起きていることがあまりにも違うことに、すぐに気付きました。

まずはAさんの状況ですが、Aさんが立っていると、相手のほうから歩み寄ってきて一声掛けてきます。「なになに、またいい話があるの? 俺にも聞かせてよ」といった感じで。するとAさんは、「ありますよ。だけど、まだ煮詰まっていないので、ここではお話しできません。改めてご連絡するので、少し相談に乗っていただけませんか?」と切り返します。当然、相手は面談を快諾して去っていきます。こんなやり取りが幾度も繰り返されるのです。

これに対して、Bさんの状況は全く違っていました。Bさんは、取引先らしき人のところに自分から挨拶に行くのですが、そのたびに、相手から「何か新しいことを提案してよ。他社はいろいろ提案してくるよ」と言われます。するとBさんは、「何が問題なのですか? もう少し具体的にご指示いただかないと何とも……」と、歯切れの悪い返事を繰り返すだけで、具体的な提案をすることはほとんどありませんでした。

AさんとBさんにはさまざまな違いがありますが、1つはっきりしているのは、残念なことにBさんが指示待ち族であるということです。しかもBさんは社長です。社長のビジネススタイルが指示待ちでは、恐らくそれが会社全体に蔓延し、指示待ち族ならぬ、指示待ち会社になってしまっていることでしょう。

ここで、私はとても恐ろしくなったのです。もしかして我が社も指示待ち会社になってはいないかと……。指示待ち会社は、早晩、クライアントから愛想を尽かされ、取引を縮小されるか、他社に切り替えられてしまうかのつらい道をたどります。長年取引しているクライアントが何も言ってこないことを皆さんは、「当社のサービスに満足してもらっていて、取引が安定している状態」と勘違いしていませんか。そのような状態は新規できちんとサービスを導入した後、ほんの数カ月で終わります。その後、クライアントは何も言ってこないかもしれませんが、心の中では「何か提案してほしい」と強く思っているのです。

こちらが10回提案して10回断られたとしても、恐れることはありません。そうではなく、1回の提案もせずにクライアントを失うことが最悪なのです。皆さんのクライアントはどんな提案を求めていますか? 改めて全クライアントと必ず連絡を取ってみてください。

以上

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