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“叱られ上手”を目指しなさい!/朝礼スピーチ

競争力のある会社にしたい 2020年11月19日

誰でも叱られるのは、嫌ですよね。今では叱り役の私も、以前は叱られ役でした。そして、叱られるのが何より嫌で、「早くこの時間が過ぎ去ってくれれば!」と切に願ったものです。

しかし、今になって分かることは、叱る側も同じように嫌な思いをし、悩んだ上で叱っているということです。よくいわれることですが、価値のない人に対して、叱る時間とエネルギーは割きません。皆さんは同じ目標に向かって進む仲間です。また、皆さんの成長は会社の成長に直結します。そんな大切な存在である皆さんが、間違った方向に進もうとしているのを、私や皆さんの上司は、見過ごすわけにはいかないから、叱るのです。

叱り役の私から見ると、皆さんの中には“叱られ上手”な人と、そうではない人がいるように思います。叱られ上手とは、次のような人です。

  • 叱られた事実を素直に受け止める人
  • 叱られた理由を考え、改善できる人

以前、ある部下が既存顧客A社に提出する提案書の確認を私に依頼してきました。提案書は誤字が目立ち、事前に必ず記載しておくようにと指示した競合他社との製品比較表がありませんでした。彼は過去に何度も同様の提案書を作成した経験がありましたから、そういったミスはしないはずです。

実は、彼はA社への提案書の作成と同時に、新規顧客B社を獲得するために熱心にアプローチしていました。私の目にはB社に注力するあまり、彼がA社の提案書作成をおろそかにしていると映ったので注意しました。彼は叱られた後に、「申し訳ありません。B社と契約したいと思うあまり、A社の提案書作成をないがしろにしていたところがありました」と答えました。

そして、「2日後の18時までにご指摘の点を修正して再提出するので時間をいただけますか」と言いました。彼は2日後に指摘した点を改善し、A社が関心を持ちそうな情報を新たに加えて提案書を再提出してきました。

叱る側は、叱った真意が部下に伝わっているのかを気にしています。ですから、彼のように、自分の行動のどこに非があったのかを理解し、どう改善するのかを示して、実際に行動してください。

しかし、叱られた理由を十分に理解せず、反省していないのに、パフォーマンスで謝罪するのは言語道断です。仮に、叱られた理由が十分に理解できないのであれば、自分のどの対応・考え方が、なぜ間違っているのかを確認してください。もっと叱られてしまうかもと考えて、叱られた直後にその理由を聞くことに、及び腰になる人が多いと思いますが、叱ってくれる人に近づき、教えを請うことが皆さんを成長させてくれます。

叱られっぱなしではなく、叱られたことを糧にしたいと思っているのなら、 “叱られ上手”を目指してください。この意識の有無で、皆さんの成長度合いは大きく違うものになるはずです。

以上

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