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「プロ」のあなた、プランBはありますか?/朝礼スピーチ

競争力のある会社にしたい 2022年1月28日

おはようございます。今日は、ここに集まった入社3年目から5年目の中堅社員の皆さんに尋ねたいことがあります。皆さんは「プロ」という言葉を聞いて、何を連想しますか? 野球選手やミュージシャン、あるいは研究者などの専門家を思い浮かべるでしょうか? もちろん間違いではありませんが、プロというのは、何も特定の分野の人たちだけを指す言葉ではありません。

プロという言葉の意味は、アマチュアとの違いを考えると分かります。簡単に言うと、何かを成し遂げることでお金がもらえる人がプロ、もらえない人がアマチュアです。そういう意味では皆さんは、この業界で仕事をすることでお金をもらっているわけですから、プロということになります。

さて、ここで知り合いの経営者から聞いた話を紹介します。ある若手社員が、クライアント向けの新サービス提案資料を上司に提出しました。要点が分かりやすくまとまった、良い提案資料でしたが、資料を確認した上司はこう質問したのです。

「内容は良いと思うよ。ただ、この提案がダメだった場合のプランBはあるの?」。他のプランを用意していない若手社員は、黙ってしまいました。

皆さんは、この上司のことをどう感じますか。「内容が良いならわざわざプランBを考える必要はない。上司が慎重すぎる」と思うでしょうか? さまざまな意見があるでしょうが、プロであるならば、プランBを用意しないという選択肢は基本的にあり得ません。

先ほどもお伝えした通り、プロとは、仕事をしてお金をもらう人のことです。そして、「仕事」とは、ただ与えられた業務をこなすことではありません。クライアントが望む、あるいはそれ以上の価値を提供する、つまりクライアントの要望やニーズに応えてこそ、「仕事」といえるのです。

もちろん、サービスを提供する側にも時間や予算の制約がありますから、クライアントの要望やニーズに、常に100点満点の出来で応えられるとは限りません。しかし、仮に100点中の80点がクライアントに納得してもらえるギリギリのラインなのだとしたら、その80点は何があっても下回ってはなりません。

先ほどの若手社員の話に戻りましょう。仮に提案資料を見たクライアントから、「思っていたのと違うなぁ……」と言われてしまったとします。このままなら、若手社員の仕事の出来は80点に届かず、明らかに失敗です。しかし、もしも「構想段階ですが、こんな提案もあります」と、用意しておいたプランBを提示することができたとしたら、点数を80点に引き戻すことが可能かもしれないのです。

皆さん、クライアントの要望やニーズを満たすことにはとことん貪欲になってください。「仕事」をしましょう。来月にはいよいよわが社に新入社員が入ってきます。皆さんには会社の中核を担う「プロ」として、新入社員の手本となる仕事ぶりを期待しています。

以上

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