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2016年3月31日

家族に安心を届ける見守りサービス最前線

IT 業界動向・市場分析

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離れていても様子が分かる! 家族が安心できる見守りサービス

2016年4月スタートで関心を集める電力小売自由化ですが、注目されるのは電力供給ばかりではありません。例えば、家庭向け電力供給の付加サービスとして提供されているのが「高齢者見守りサービス」です。これは、電気の使用状況を家族にメールなどで伝えてくれるサービスで、家族は離れて暮らす親などの安否確認ができるというものです。65歳以上の高齢者がいる世帯数は全世帯の40%以上に上り、そのうちの50%以上が独り暮らしや高齢者夫婦という現代。見守りサービスは、老老介護が当たり前になりつつある中で、家族に安心を届け、介護の手助けにもなることが期待されています。

家族が安否確認したいのは高齢者に限りません。子どもの居場所がリアルタイムでスマホ(スマートフォン)に通知される見守りサービスも登場しています。子どもの登下校や塾の行き帰りなどが心配な親にとっては、防犯対策にもなるうれしいサービスといえるでしょう。

「ポットの使用状況を離れて暮らす家族に知らせる」という象印の見守りサービスが始まったのが2001年。あれから時を経て見守りサービスは進化し、ロボットやウエアラブル端末などが見守ってくれる時代がやってきました。さまざまな見守りサービスがどのような安心を私たちに届けてくれるのかを見ていきましょう。

見守りサービスが進化した訳

高齢者見守りサービスというと、これまでは民間の会社が自治体から受託して住民向けに提供するのが主流でした。こうしたスタイルは今もありますが、その他にもスタートアップ・ベンチャーなどが新しい見守りサービスを開発しています。2025年には、市場規模が2014年の約1.6倍、227億円にも達するとみられる高齢者見守りサービス(シード・プランニング調べ)。アイデア次第で新しい価値を創造しやすいこともあり、魅力的なマーケットと捉える会社も多いのでしょう。

見守りサービス市場が活況を呈しているのは、独り暮らしの高齢者や認知症患者の増加といった社会の変化に加え、産業・技術の発展という背景があるからです。人工知能やIoT、スタートアップ・ベンチャー支援の活発化など、サービスを提供する側の進化が見守りサービス市場の成長を支えているともいえます。

ツールが中心のサービスと人が中心のサービス。あなたはどちら派?

スマホを使って居場所を確認するものから、生活リズムなどを把握し健康管理にもつなげるサービスまで、見守りサービスの種類はさまざまです。

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